体外受精治療の実施が確定した場合、月経から2日以内に当センターまでお電話ください。私たちの相談員が最初の診察の時間を取り決めます。医師はあなたの状況(経膣超音波または血液検査)に応じ、排卵注射の投与量を決定します。
通常は月経の2日目から4日目から始め、平均注射日数は8~10日です。
排卵注射の実施過程では2~4回の診察が行われます。経膣超音波検査や、場合によっては血液検査を行い、卵胞の成長の速度を確認します。
卵胞が適切な大きさまで成長すると、HCG注射をします。これは卵子を成熟させるためです。
HCG注射から34~38時間に採卵します。採卵手術は経膣超音波を使いながら麻酔をかけて行います。
それぞれの状況に応じ、2日目~6日目の胚(卵割期の胚または胞胚期の胚)を移植します。移植の過程では麻酔はかけず、腹部エコーを利用して胚を子宮の最適な位置に移植します。
胚移植から12日~14日目に採血による妊娠判定を行います。
移植に備えて胚を凍結した月の月経から2日以内にセンターにお電話ください。相談員が内膜の準備についてご説明します。
内膜の準備は経口薬(エストロゲン)を服用していただくだけです。
1~3回の診察で、内膜が最適の厚さに生長したかを確認します。
内膜が適切な厚さになると、黄体ホルモンの併用を始めます。(移植の3~5日前から始める。)これは内膜を成熟させ、胚の着床に備えるためです。
移植の過程では麻酔をかけず、腹部エコーを利用して胚を子宮の最適な位置に移植します。
移植の12~14日目に採血による妊娠判定を行います。